今日の花 リンドウ グロリオサ ドラセナ

今日の花は、グロリオサが主役です。夏らしいコントラストの花の取り合わせです。
こんな過ごしやすい夏は何年ぶりかなぁと思ってますが、梅雨明けあとはどうなることでしょうか。
先日、幸田文の「きもの帖」という小説を読みました。幸田文は、いうまでもありませんが、明治の文豪幸田露伴の娘です。幸田文の、季節、シチュエーションや「自分」と着物についてのエッセイなのですが、父親の露伴が、とてもよく登場してくるのです。娘の着物にコメントする父親?ちょっとイメージできないですが、どっこい露伴のコメントは、かなり辛口!幸田文は時に反発しながらコメントの意味を、ちゃんと考えて、納得しているところが素晴らしいと思いました。
本が書かれた昭和40年代は、今より夏は涼しかったと思うんですが、それでも夏の着物は暑くて大変だったと書いてありました。今の37度を超える猛暑の日本に幸田文が生きていたら、なんて書いたかなぁ?って思いました。夏の着物は見る人を涼しくするようにキリリと。と着物雑誌などに書いてありますが、クーラーのないところでの夏の着物は、いくら工夫しても暑いです・・・。